ファンシー(58歳)
嫁ぎ先も既に墓があり、実家も両親が生前に墓を作ってあったので、墓を心配した事はありませんが、自分は個人墓に入ると、子供の頃から主張していました。
実家でも嫁ぎ先の義母にも叱責されましたが、何故か骨になってからも狭い墓穴に何人も犇いて押し込められるようで、気が重くなります。
また、寺との付き合いを子や孫がするとも思えず、死んだ先まで配慮しなければならないのは正直面倒でもあります。
樹木葬で逝った友人を潔く感じ、20年前から個人墓を用意してある友人の自立心にも頭が下がります。
墓参りは、故人を忘れないために行うものでもあると思いますし、たまには行かねばと思いますが、自分が故人になった先のことまでは思いも希望もないと、感じています。
ある程度のお金を自分が亡くなる前に寺に支払っておく必要があるのだろうと、思っています。
あの世に行くのもただじゃ行かれないのだろうなあ、死ぬのも大変だなあ、と今のところは他人事のようにも感じています。