舅が用意してくれたお墓に感謝しています | 本音ココット(シニアの本音)

お墓について

舅が用意してくれたお墓に感謝しています

オペラ(77歳)

姑が富山の浄土真宗のお寺の娘ということと、舅も浄土真宗なので宗派は同じ。
ただお墓は富山にありました。30年前、私の知人が電話でお墓の勧誘をする仕事をしていて、姑のたっての願いの自宅から歩いていけるお寺のお墓が売りに出ていると知らせてくれました。勿論同宗派です。姑は現地を見に行き即決でした。
あの頃、私たちは息子三人の教育費に精一杯、舅に一口乗らないかと言われましたが断りました。あの頃はお墓のブーム?だったのでしょうか、墓石込みで400万円程でした。
檀家となりお墓とのお付き合いが始まりました。姑は毎週開かれる講和とお経の練習?に出かけていました。そして、寄付も頑張ってしていました。
盆暮れの届け物に始まりお彼岸、お盆のお布施、年間の管理費とお寺の檀家の付き合いには費用がかかっていました。その後、舅、姑が8か月の間に亡くなり夫の名義になりました。そして5年後夫も亡くなり現在は私が管理しています。30年前舅が購入したお墓のお陰で、迷うことなく三人が眠っています。
徒歩で行けるお墓なのに、年間行事以外なかなか足を運ぶことがありません。本来ならば故人の命日に墓参りをしなければの気持ちはあるのに。日々の暮らしの忙しさ?にかまけて失礼しています。
長男は、年間行事には子供を連れてお墓の掃除をして参ってくれます。次男も気がつけば出かけています。同番地に暮らしている家族ですが、敢えて私から強制していません。息子達の気持ちに任せています。
よく「姑と同じお墓には入りたくない」と言うことを聞きますが、故人になった人に「おかげ様で暮らしています」と日々仏壇に手を合わせていると上記のような言葉は、出てきません。
自分が安心して眠る場所があるのは有難いと思っています。ただ、息子の代になってからお墓との付き合いがどのようになるかは、わかりません。