遠方の墓は維持できません | 本音ココット(シニアの本音)

お墓について

遠方の墓は維持できません

グランマ(69歳)

「主人は一人っ子で、田舎に先祖代々のお墓があります。」お墓の宣伝の電話がかかる度、いつもこの一言で終わりになりました。
全く本当の話で、遠方にある主人の田舎に、それも自分の所有地内の村を見渡せる高台に大きなお墓があります。自宅は、両親が亡くなってからは空き家のまま、墓参りもなかなか行けない状態です。
このままでは、私たちが生きている内は何とかなっても、次の代はとても維持していけそうもありません。
最近友人から墓じまいの話を聞きました。手間が大変なうえに、たいそうな金額がかかったということでした。先祖代々のお墓を簡単に墓じまいというわけにもいかず、決めかねていました。
いろいろ思案の結果、地元に住んでいる主人の叔父に、本家を継いでもらいたいとお願いすることにしました。この夏、やっと了解を得て、今、ホッとしています。
今度は、自分たちの墓をどうしようかと主人と話しています。「テレビでよく見る室内霊園も便利そう、楽でよいかも」等と言っていたら、それを聞いた娘は、あまりにも味気ないと言っていました。この先、家族の形態も変わっていくし生活様式も変わっていく。お墓のあり方も変わっていくのかななどと思っています。