人生の先輩97歳のおしゃれさん | 本音ココット(シニアの本音)

シニアのおしゃれ感

人生の先輩97歳のおしゃれさん

はれときどき畑(70歳)

人生の先輩でとってもおしゃれな人と思い浮かぶのはヒロさんという方です。犬年生まれの97歳、お茶の時は自分で描かれた帯や着物、桜散る季節には桜色の地いろに花びらが散るもの、秋にはススキや雁がなどなど、季節ごとの着物を着こなされます。
素敵な着物に帯や小物の合わせ方もいいなーと思います。そのうえ、その生き方がおしゃれです。
今度お茶会をされるのですが、道具立てをほとんど自作の陶芸でおつくりになります。お茶箱というお点前ですることになっているのですが、そのお箱そのものが自作、源氏物語を主題に絵も描き、中の道具も焼き、花入れを作り、・・と、ストーリーに合わせてしつらえを作り上げてもてなされます。もうすぐお茶会というのに、今まさに作り上げようと夜な夜な頑張っている様子です。
なんでも気からです。気をしっかり持てば人生楽しく元気に送れる、この令和が始まるときにお祝いをできるのは幸せなこととおっしゃる。
80歳になった時に護身用にと合気道を学ばれ現在2段の黒帯、90歳になって車をお嬢様に売られてしまって運転をあきらめさせられ悔しいからとなんと横笛のお稽古を始めたのです。年を取ってから新しいお稽古を始めるなんてすごい意欲です。
ジーパンを着て飛び回り、電車で若い人の姿勢を正し、人との出会いを大事に、お友達を作り、爪の垢でも煎じて飲みたいです。なかなかまねできない。それでも、ヒロさんにいつもどうしたら美しく見えるかを考えて、元気に意欲的に生きるようにと鼓舞されている気がして、姿勢を正しています。ヒロさんに言われると、年を取ったなんて言ってられないです。
私もあの歳になっても元気におしゃれに生きていきたいです。